五木の子守娘 作品002
五木の子守唄は、山村の厳しい暮らしの中から生まれ長く唄いつがれてきたものです。
子たちの生活は厳しく、子供たちは7、8歳になると八代や人吉方面に奉公に出されたそうです。
それも奉公とは名ばかりで、「ご飯を食べさてもらうだけで給金はいらない」という約束だったとも聞いております。
そうしたつらい奉公をまぎらわすために唄われた子守り娘です。
*制作者のコメント
大正時代の絣布で娘の着物を、前かけは錦紗布で仕立てました。
子供着は縮緬布。身長は32cmです。